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諦観の境地

今朝、とくダネという番組で、ブータンが紹介された。

司会者の方が、「老後はブータンに行くといいのかなぁ」というようなことをおっしゃっていた。

幸福の国と言われてもてはやされているから、だ。

でも、日本人がブータンで老後だけを過ごし、幸せに暮らせるというのはかなり難しいと思う。

まず、医療技術水準も低い病院しかない。

高齢になるといろいろと病気を抱える人も多くなるけれど・・・。

日本の医療技術なら治る病気もブータンでは治らない場合も多いだろう。

そういう病気になったらそれが自分の寿命であると受け入れ、諦観の境地に至れるのなら、老後にブータン移住もありだけど。

次に、ブータンのお年寄りが幸せに暮らせるのは、それまで築き上げてきた人間関係の中で敬い守ってもらえるからなのであって、日本人が老後だけ突然移住したからといって、幸せに生活できるかどうか・・・疑問。

最後に、決定的に日本とは違う、ブータンでの仏教の輪廻転生という死生観に出会って、それを心から受け入れられるかどうかというのも・・・。

老後を暮す場所ということは、死を迎える場所になるわけで。

ブータンへ日本人の老後の移住ということは、手続き的な面だけじゃなくて難しいだろうなと、考えたのでした。

まぁ、いつ死んでも後悔ない生き方をして、悟っている人なら、日本にいてもブータンにいても、どこにいても幸せに生きられる気がする。

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コメント

王様の来日で、「ブータンフィーバー」に沸いた日本でしたが(福袋にブータンツアーが入るほどらしい)、
「幸せの国」って言ったって、それはブータンの人の精神性というか、心の持ち方であって、
日本人がブータンへ行っても、同じように幸せは感じないのになぁ・・・と、ちょっと不思議な気分でTVを見てました。
確かに、人の温かさに癒される・・・とか、
ゆっこがこんなにはまるくらいなんだから(笑)、いいところなんだけど、
「幸せ」の価値観は人それぞれだから。。。

ってなことを思ってたら、この日記を見つけたのだ(v^ー゜)

投稿: 麻伊 | 2011年12月 3日 (土) 23時52分

麻伊へ

そうなのよね〜。さすが麻伊。おっしゃるとおり。
王様の来日で、いろんな人に私がブータンを好きな理由を少し分かってもらえた感じがして嬉しいのもあるのだけど、今のブータンブームにはちょっと違和感を持ってしまいます。

今の日本人が,そのままの感覚でブータンに行って幸せを感じられるかといったら、そうじゃないと思うの。まぁ、アマンコラとかの高級ホテルに泊まって、一般人の生活を見ないで、ただのどかな雰囲気だけ感じて帰ってくるなら話は別だけど。それは本当のブータンを知る旅にはならないし。本当の意味で幸せを知る旅にもならないと思うのだよね〜。

日本にいても、どこにいても、自分を他人と比べず、理想の自分とも比べず、与えられているもの(命や家族、環境など)に対してありがたいという感覚を持って満足しつつも、現状に甘んじず変化を恐れない心を持てたらハッピーなのかなと思うのだよ。

投稿: ゆきうさ | 2011年12月 4日 (日) 23時30分

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